2004-06-09 第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第28号
「高齢者の貯蓄取り崩しの拡大には、厚生年金定額部分の支給開始年齢が、二〇〇一年度以降徐々に引き上げられていることが影響していると考えられる。」要するに、定年になって以後、すぐ年金はもらえないものですから、その年齢が引き上げられる間貯蓄を取り崩すというのが急速にその時点で起こった。
「高齢者の貯蓄取り崩しの拡大には、厚生年金定額部分の支給開始年齢が、二〇〇一年度以降徐々に引き上げられていることが影響していると考えられる。」要するに、定年になって以後、すぐ年金はもらえないものですから、その年齢が引き上げられる間貯蓄を取り崩すというのが急速にその時点で起こった。
次に、非常に実務的なところですけれども、老齢厚生年金定額部分というのがあるわけでありますけれども、この計算、現在、三十七年、月にしますと四百四十四カ月というのが上限なわけですね。この定額部分の上限を平成十七年四月から一月ずつ引き上げていく、こういう改正案が入っているわけであります。
一九九四年に、我が党の反対を押し切って、厚生年金定額部分の支給開始年齢引き上げが決定され、明年から実施されます。これに追い打ちをかける報酬比例部分の支給開始年齢の引き上げは、国民の生存権を事実上否定するに等しいもので、断じて容認できません。(拍手) 反対理由の第二は、賃金スライドの凍結と五%カットによって、国民一人一人が生涯に受け取る年金を全世代にわたって大幅に削減したことです。